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Radiograph

Ducroquet profile撮影 Ducroquet profile view

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Radiopaedia

【撮影目的】
大腿骨寛骨臼インピンジメント (femoroacetabular impingement : FAI)の診断。アルファ角の測定。
大腿骨頭・頸部の観察に優れる。
寛骨臼の観察に優れ、関節内の異物の確認が可能。

【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する。

【ポジショニング】

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仰臥位。
検側の股関節、膝関節を90°屈曲する。
検側の下肢を30~45°外転する。
体動を防ぐためにポジショニングブロックを使用する。
矢状面とカセッテ中心軸を平行にする。
X線中心とカセッテ中心を合わせる。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:検側の鼠径部の皺の中央に向けて垂直入射。
撮影距離:100cm
照射野:検側の股関節を中心に15x15cm程度に絞る。

【撮影条件】
75kV / 25mAs
グリッド ( + ) 
呼気停止

【画像・チェックポイント】
正常例 
Fig.4(B)

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大腿骨頭・頸部・大転子・寛骨臼が明瞭に描出されていること。
アルファ角が測定可能であること。(α角は50°以下が正常)
動きによるブレがないこと。

【動画】

【関連資料】

股関節軸位撮影とDucroquet profile撮影によるアルファ角測定の比較

股関節インピンジメント(FAI femoral acetabular impingement)の典型的な単純レントゲン所見 CAM編

院内勉強会「FAIと股関節の画像診断」






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