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Radiograph

骨盤斜位撮影 Pelvis oblique view, 腸骨正面撮影 Ilium AP view, 腸骨軸位撮影 Ilium axial view

English ver.
Radiopaeida

【撮影目的】
寛骨臼や腸骨を観察する。照射範囲、X線中心によって腸骨正面撮影、腸骨軸位撮影となる。

【撮影前の確認事項】
目的とする撮影は1. 骨盤斜位、2. 腸骨正面、3. 腸骨軸位のうちどれかを確認する。
障害物となるものを除去する。

【ポジショニング】

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1. 骨盤斜位撮影 : 背臥位から非検側を45°上げた斜位。
2. 腸骨正面撮影 : 背臥位から非検側を45°上げた斜位。
3. 腸骨軸位撮影 : 背臥位から検側を45°上げた斜位。
カセッテに近い側の股関節と膝関節を軽度屈曲させる。
カセッテから遠い側の下肢は膝を立て、外転する。
X線入射点となる部位をカセッテ中心に合わせる。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:
1. 骨盤斜位撮影 : 骨盤の左右中心で、大転子から頭側に3横指の点に垂直入射。
2. 腸骨正面撮影 : 検側の上前腸骨棘から2cm尾側、5cm内側の点に向けて垂直入射。
3. 腸骨軸位撮影 : 検側の上前腸骨棘から2cm尾側の点に垂直入射。
撮影距離:100~130cm
照射野:
1. 骨盤斜位撮影 : 両側の骨盤を含める。
2. 腸骨正面撮影 : 検側の腸骨、坐骨、恥骨を含める。
3. 腸骨軸位撮影 : 検側の腸骨、坐骨、恥骨を含める

【撮影条件】
80kV / 25mAs (もしくは被ばく低減のために90kV以上で撮影)
グリッド ( + )
呼気停止

【画像・チェックポイント】
正常例(Radiopaedia)

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寛骨臼の前縁と後縁が観察できること。
カセッテから離した側の大腿が重なっていないこと。
両側を撮影する場合は左右対称に撮影されていること。
カセッテに近い側の閉鎖孔は観察できず、遠い側の閉鎖孔は広く観察できる。
寛骨臼と大腿骨頭の間隙が均一であること。
腸骨稜と上前腸骨棘が過露光にならずに観察できること。
軟部組織まで観察できること。
ブレがないこと。

【動画】

【関連資料】





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