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Radiograph

シュラー法 Schuller view

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Radiopaedia
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【撮影目的】
下顎骨頭と顎関節窩の観察。可動範囲に異常がある場合など。
乳突蜂巣の観察。

【撮影前の確認事項】
検査目的を確認する。(聴器が目的であれば開口、顎関節が目的であれば開口・閉口)
障害物となるものを除去する(ヘアピン、眼鏡、ピアス、ネックレス、入れ歯等)。

【ポジショニング】

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腹臥位から頭部を横に向け、検側を下にした側面とする。
検側の外耳孔をカセッテ中心に合わせる。
正中矢状面とカセッテが平行であることを、頭側・正面から見て確認する。
マーカー(R/L)を必ず置く。
長時間、側面性を保つことは難しいためその他の準備を済ませておく。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:非検側の耳介から3横指上(頭側)の点に向けて頭尾方向25~30度で斜入射。小児の場合は20°。
撮影距離:100cm
照射野:15×15cm程度で乳突蜂巣を含める。

【撮影条件】
70kV / 16mAs
グリッド ( + ) ※グリッドの向きは頭尾方向
呼吸停止

【画像・チェックポイント】
正常例

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非検側の顎関節が下方に位置し、検側の顎関節が明瞭に投影されていること。
閉口では下顎頭が顎関節内に位置し、開口では顎関節より前方に位置する。
→開口の画像ではブレに注意する。
乳突蜂巣の含気が観察できる。
外耳孔が中心に投影されていること。

【動画】

【関連資料】

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