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Radiograph

手関節斜位撮影 Wrist oblique view

English ver.
Radiopaedia

【撮影目的】
橈骨、尺骨、茎状突起、および手根骨の骨折、脱臼および病変の観察。

【撮影前の確認事項】
検査目的を確認する。
障害物となるものを除去する。

【ポジショニング】

WristOBL04
WristOBL05
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WristOBL04
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座位。
カセッテを置いた台の横に座る。
上腕を外転し、肘関節を90°に屈曲する。
正面(PA)撮影から45°外旋させた斜位とし、ポジショニングブロックで保持する。
前腕の長軸とカセッテの長軸を合わせる。
※舟状骨が目的の場合は尺骨側に屈曲させる。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:橈骨と尺骨の茎状突起に向けて垂直入射。
撮影距離:100cm
照射野:茎状突起を中心として中手骨が含まれるまで広げる。左右は第1指~5指が含まれる程度に絞る。

【撮影条件】
45kV / 4mAs
グリッド ( – )

【画像・チェックポイント】
正常例(Radiopaedia)

WristOBL06
WristOBL07
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中手骨が含まれていること。
大菱形骨および舟状骨が明瞭に観察できること。
STT(Scapho-trapezio-trapezoid joint)関節が開いていること。
45°の斜位である場合、橈骨と尺骨の遠位はわずかに重なり、第3~5中手骨の近位部は一部が重なっている。

【動画】

【関連資料】

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