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Radiograph

ステンバース法 Modified stenvers view

English ver.
Radiopaedia

【撮影目的】
錐体骨の長軸方向からの観察。
聴器、顎関節、乳突蜂巣の観察。
※現在はCTにより 詳細な診断が可能 
この撮影によって聴神経鞘腫による内耳道の拡大が観察できる。

【撮影前の確認事項】
障害物となるものを除去する(ヘアピン、眼鏡、ピアス、ネックレス、入れ歯等)。

【ポジショニング】

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腹臥位(座位も可)。
→仰臥位の撮影をアーセリン(Arcelin)法という。
検側を近づける方向に正中矢状面を傾け、カセッテに対して45°とする。
ドイツ水平線をカセッテに垂直にする。
マーカー(R/L)を置く。
検側の外耳孔と外眼角の中点をカセッテ中心とする。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:非検側の外耳孔から後頭隆起に向かって3横指の点に向けて尾頭方向12°で斜入射。
(書籍によってはOMラインをカセッテに垂直として、X線を垂直入射)
撮影距離:100cm
照射野:15×15cm程度で、乳様突起から錐体内側まで含む範囲。

【撮影条件】
70kV / 25mAs
グリッド ( + )
呼吸停止

【画像・チェックポイント】
正常例(Radiopaedia)

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照射野の中央部に錐体骨稜全体と、乳様突起が描出されている。
下顎骨枝の後縁が頸椎後縁と一致し、下顎骨頭が頸椎と重積する。
錐体は全体にわたって広く描出される。錐体骨稜の下に、内耳道、蝸牛および3つの半規管からなる骨迷路が描出される。
乳様突起から錐体内部まで鮮明に描出されるコントラストと寛容度である。                            
左右のマーカーが置かれている。

【動画】

【関連資料】

MY BOOKMARK No.18 当院で使用している撮影補助具の紹介(耳鼻科ステンバース法と産科X線骨盤計測法)

ステンバース専用撮影補助具

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