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Radiograph

腰椎正面撮影 Lumbar spine AP view

English ver.
Radiopaedia

【撮影目的】
腰椎の骨折、脊柱管狭窄症、腫瘍の確認。
腰椎のアライメントの確認。
Hip spine syndromeの確認。

【撮影前の確認事項】
立位、臥位、AP、PAどちらで撮影するか確認。
障害陰影となるものを外す。

【ポジショニング】

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立位 :
APもしくPA方向で、下肢を肩幅に広げた立位。
体の捻れがないように、前額面と受像面を平行にする。
カセッテは半切サイズを使用し、中心の高さを腸骨稜(ヤコビー線)に合わせる。
臥位 :
正中矢状面がカセッテの中心を通るように体をまっすぐにする。
両ひざを曲げて、腰椎の前弯を小さくする。
カセッテの中心を第3腰椎(ヤコビー線より2横指だけ頭側)に合わせる。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:
立位 : 第4腰椎(ヤコビー線と正中矢状面の交点)に向けて垂直入射。
臥位 : 第3腰椎(ヤコビー線より2横指頭側の高さで正中矢状面上の点)に向けて垂直入射。
撮影距離:100~150cm
照射野:
立位 : 半切サイズの照射野はヤコビー線を中心に下縁は大転子に合わせる。照射野は股関節を含むように広げる。
臥位 : 照射野は4横指分広げ(左右で8横指)、大腰筋を含む範囲で絞る。上端は第12胸椎を含む範囲とする。

【撮影条件】
75kV / 32mAs
グリッド ( + )
呼吸停止。

【画像・チェックポイント】
正常例 (Radiopaedia)

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立位 : 上縁は第12胸椎、下縁は股関節を含む範囲であること。
臥位 : 上縁は第12胸椎、下縁は上位仙骨を含む範囲であること。
棘突起が椎体の中心に位置していること。
椎弓根、横突起が左右対称に描出されていること。
椎管腔が広く観察できること。
大腰筋が観察できること。

【動画】

【関連資料】
解剖

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