Radiograph

腰椎斜位撮影 Lumbar spine oblique view

English ver.
Radiopaedia

【撮影目的】
脊椎分離症の観察。
カセッテに近い側の関節突起間関節の観察。
スコッチドッグサインの観察。

【撮影前の確認事項】
立位、臥位どちらで撮影するか確認。
AP方向、PA方向どちらで撮影するか確認。
障害陰影となるものを外す。

【ポジショニング】

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立位 :
APもしくはPA方向でRAOもしくLAO方向で、下肢を肩幅に広げた立位。
30°~40°の斜位とする。(カセッテから離した側の上前腸骨棘の3横内側と腰椎棘突起が一直線上に並べる。)
体幹中心をカセッテ中心軸に合わせる。
カセッテは半切サイズを使用し、中心の高さを腸骨稜(ヤコビー線)に合わせる。
臥位 :
背臥位から片側を上げた斜位。RAOもしくLAO方向。
30°~40°の斜位とする。(カセッテから離した側の上前腸骨棘の3横内側と腰椎棘突起が一直線上に並べる。)
体幹中心をカセッテ中心軸に合わせる。
両ひざを曲げて、腰椎の前弯を小さくする。
カセッテは四切~半切サイズを使用し、カセッテの中心を第3腰椎(ヤコビー線より2横指だけ頭側)に合わせる。

【X線入射点・撮影距離・照射野】
入射点:
立位 : 腸骨稜(ヤコビー線)の高さ(L4)かつ、カセッテから離した側の上前腸骨棘から3横指内側の点に垂直入射。
臥位 : 腸骨稜(ヤコビー線)より2横指頭側の高さ(L3)かつ、カセッテから離した側の上前腸骨棘から3横指内側の点に垂直入射。
撮影距離:100~150cm
照射野:
立位 : 照射野の上下はヤコビー線を中心に半切サイズまで、左右は両大転子まで広げる。
臥位 : 照射野の上下はヤコビー線から2横指頭側を中心にカセッテサイズまで、左右はそれぞれ5横指に絞る。

【撮影条件】
75kV / 32mAs
グリッド ( + )
呼気停止。

【画像・チェックポイント】
L5症例 (Radiopaedia)

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立位 : L4が中心で上縁は第12胸椎、下縁は股関節を含む範囲であること。
臥位 : L3が中心で上縁は第12胸椎、下縁は上位仙骨を含む範囲であること。
スコッチドッグサインが観察できること。
椎間関節が椎体の中心に投影されていること。角度をつけるほど、椎間関節が棘突起側に映る。
脊柱が画像の中心に投影されていること。
体動によるブレがないこと。

【動画】

【関連資料】
腰椎が6つある例


解剖